3. カスタマイズ(プリミティブ追加)¶
Users Guideから抜粋します。詳細はそちらをご覧下さい。
ファイル名 | 配置領域 | 備考 |
---|---|---|
dict_appl.inc | フラッシュ下位領域 | アドレス下位から上位方向に向かって伸びる |
dict_appl.core.inc | NRWW領域 | ブートローダーセクション。unoの場合は0x3800〜0x3FFF |
NRWW領域はdict_wl.incを追加した時点でほぼ満杯なので、以後追加するものはdict_appl.incに追加することになります。
3.1. ワード marker の追加¶
uno用の構成ではデフォルトではワードの削除を行うワードを入れていません。つまり、定義しちゃうと消せなくて、 最初のバイナリ転送からやり直しになります。 フラッシュは書き込み回数制限もありますし、現在では母艦となるPCがあるのが当たり前ですのでこの開発スタイルで使いつづけても構いません。
バイナリイメージの再転送無しにワード削除も行いたいと言う場合はワードMARKERを定義します。 amforth では伝統的なFORGETと言うワードは準備してなくて、代わりにMARKERというワードを使います。
説明はamforthのサイトの RECIPES/Un-Doing Definitions にある通りですので 詳細はそちらを見ていただくとして、ここでいくつか補足します。
説明を見れば分かる通り、dict_wl.inc を追加してアセンブルしてから所定のFORTHワード定義をincludeする必要があります。
amforth-code/appl/arduino/dict_appl_core.inc の、 ;.include "dict_wl.inc" のコメント ; を外して make してください。
$ make clean ; make uno.hex
makeしたバイナリイメージを実機に入れてから、
amforth-shell.py で登録するためのファイルを用意します。たとえばextends.frt
#include postpone.frt
#inclue marker.frt
marker sketches
といった具合です。これを amforth-shell.py で取り込みます。